S14使用構築『でたわね挑発ゴーリ』【最高2088/最終2078】

構築記事

はじめに

シーズン14お疲れ様です。

今期は終盤まで構築の軸が定まらず、結果的に構築の完成度や立ち回り的に練度の足りなさが目立つシーズンでした。ただ受け系・ごまかし特化系の構築ばかり使っていた自分としては、ほぼ初めて攻め系の構築であと一歩というところまで行けたので、残り少ない第七世代でもう一花咲かせるための足掛かりとしたいです。

結果としては心残りのある内容でしたが、本構築の目玉である挑発オニゴーリの原案を某シングル厨優勝者のぼんこふさんからもらい、同じ挑発オニゴーリ案をぼんこふさんからもらっていた方がボスラッシュ参加権を得たり、私がオフで使用した感覚を伝えた雨パ使いのヨっきゅんさんが21を達成したりしたので、決して弱い構築ではないと思います。現に2050以上の人たちの戦績はやけによかったので、レート差マッチにも強く出られる対応範囲の広さを組み込めれば更に安定すると思っています。

構築

使用実績

当初は異なる構築を用意し、3rom体制で潜っていた。

  • メイン(TN:Trump):最高2088/最終2078
  • サブ(TN: Ultra Perry):最高2059/最終お通夜
  • サブサブ(TN: OlivierMira):最高/最終お通夜(S13構築の改良版を使用

構築の経緯

受けサイクル(ドヒドイデ)からの脱却

長らくドヒドイデのお尻ばかり見る構築を使ってきたが、受け構築はある程度「薄い/分厚い」を環境に応じてカスタマイズできるのが強みだった。しかしプレイヤーの全体的なスキルが上がり、固定構築を使い続けてきた人たちの練度もピークを迎えた今、『環境』という概念そのものが崩壊しつつあることを感じていた。

更に対ミミッキュ・対ゲッコウガへの受けだし性能が抜群なドヒドイデを超える受け駒はもう存在せず、ドヒドイデはその性質上取り巻きが非常に縛られやすいことから、ドヒド軸は最高1romに抑え他の構築を探すことを決心した。

受け崩しを使わない受け崩し

個人的に受けサイクル崩しに専業の1枠を割くのは得策ではないと思っている。多くの構築にみられる受け崩し要員はZ枠を消費するor汎用性の低いコマとなっていることが多い。しかし受けサイクラーとしては大抵の受け崩しは、切るor切らないはあるにしても想定の範囲内であり、立ち回りである程度カバーできるもの。つまりピンポイントの受け崩し枠の採用は、結果的に練度の高い受けサイクラーに捲られる要因となってしまい、更にこちらの負け筋が把握しにくい(=択が大量発生する)と考えた。

挑発オニゴーリ+ステルスロック

本項の主役『挑発オニゴーリ』は、構築パワーを維持しつつ受け構築全般をメタれる存在だ。オニゴーリというポケモンはそもそも受けサイクルの天敵で、そのため受けサイクル使いはフリージオ・ミラータイプラティアス・ステロ吹き飛ばしエアームド等ピーキーな受け駒を用意せざるを得ない。裏を返せばどんなに練度の高い受けサイクル使いでも、こうしたポケモンを採用しなくてはならないのが対オニゴーリだということだ。

これらのポケモン+呪いミミッキュ+ほろゲンに共通しているのは、全て崩しが補助技依存だという点で、挑発を撃ち込まれた瞬間に相手は「交換」or「ムラっけ試行回数を稼がせまくる」の2択を強いられることになる。そのため挑発オニゴーリ+ステルスロック(交換の度にフリージオ等にもダメージの蓄積する)だけで受け崩しは完成されていると認識した。

対カバルドン性能

基本的にカバマンダガルドの所謂「共有パ」はオニゴーリが非常に重いことで知られている。そのためカバルドンがステルスロックを撒き、吹き飛ばすことでゴーリの身代わりを残させず裏につなぐ例が多く、事実通常のオニゴーリはその動きを苦手としている。

挑発オニゴーリはカバルドンに後投げできるオニゴーリであり、むしろ役割対象として起点にできる。副産物として相手にステルスロックを撒かせないという点が挙げられ、今まで「カバさえいなければ……」となっていたポケモンを多く採用できることが判明した。

ステルスロック要員の選定

ステルスロック要員に求められるのは高い単体性能。そのためスムーズに選出に組み込みやすいメガ枠に持たせるのが一番構築パワーを損ないにくいと考えた。

HSステロ欠伸メガラグラージ

使用構築:オニゴーリ/ミミッキュ/ペリッパー/ラグラージ/(アーゴヨンorポリゴンZ/ハッサムorメタグロス)

S14の20達成とカンポケ使用時は雨軸との混合だったため、こちらが印象に残って居る方もいるかもしれない。雨偽装の起点づくりラグラージと雨エースラグラージのハイブリッド的存在で、火力と対マンダ性能を削ぎ裏のエースにつなぐことを目標とした。しかしラグラージもペリッパーも出落ちするor逆に雨をガン無視選出されて他のエースを通しきれずに負ける等の事案が多発したため、お蔵入り。

HS岩石封じメガメタグロス

起点づくりに特化したメタグロス。リザードン対策にもなる岩石封じを必須技とし、あとはグロスとしての最低限の技アイアンヘッドを持たせた。しかしS下げ技+ステルスロック以外は何でも自由なので、メガ枠として唯一無二のカスタマイズ性を活かし構築の穴を埋めるような技選択・配分にするのが良いと思う。

アタッカーの選定

前述の通りそもそものコンセプトがカバルドン及びステロ撒きに強くしてあるため、カバさえいなければ襷も潰れず強い襷ミミッキュの採用が決定。こうすると受け崩しではなくメインの勝ち筋としてZを採用できる。そこでグロス+ミミッキュ+αの並びで結果を残していたテクスチャーポリゴンZを組み込み2rom2050達成。しかし終盤ポリゴンZの勝ち筋が一方通行なのと全人類テクスチャー電気を読んできたため(本来グロス入りには悪だくみ型のほうが多いはずなのだが)、最終日のレート終了2時間前に水Z激流ゲッコウガに変えたところ21チャレまでいくことができたがタイムアップ。

ジャローダはキノガッサに強いアタッカーとして、ギャラドスはミミロップや鋼枠、グロス軸への対策として採用を決めた。

個別解説

※順番は採用順

オニゴーリ

オニゴーリ@たべのこし
性格:臆病
特性:ムラっけ
実数値(努力値):177(172)-x-105(36)-101(4)-106(44)-145(252)
ワザ:フリーズドライ/ちょうはつ/まもる/みがわり

調整自体はこの世に五万といるオニゴーリのテンプレ。対オニゴーリ要員の受け駒のいる受け系構築には無類の強さを発揮し、通常のオニゴーリのように数多の運勝ちとムラっけ事故を引き起こした。

ちなみにこの子は死ぬほど目が悪く、命中率ダウンして挑発を外すのも日常茶飯事だった。

ミミッキュ

ミミッキュ@きあいのタスキ
性格:陽気
特性:ばけのかわ
実数値(努力値):131(4)-142(252)-100-x-125-162(252)
ワザ:じゃれつく/シャドークロー/かげうち/つるぎのまい

ただのASミミッキュ。シャドークローの枠は「ドレインパンチ」「電磁波」等色々試してみていたが、対ガルド性能を考えて一番無難なところに落ち着いた。

最速の恩恵は大きく、ミミッキュミラーや非スカーフテテフへの安定感が段違いだった。意地っ張りグロスも考えると最速以外ありえないと思っている。

メタグロス

メタグロス@メタグロスナイト
性格:せっかち
特性:クリアボディ → かたいツメ
実数値(努力値):187(252)-173(60)-153-125-130-170(196)
ワザ:アイアンヘッド/がんせきふうじ/くさむすび/ステルスロック

参照元:

【S8瞬間1位&第三回突発rebo杯優勝】ローキックメガミミロップ+ポリゴンZ【2ROM2005】 - みがわりすこすこ倶楽部
初めましてぼんこふと申します. USMシーズン2(シーズン8)で使用したポリゴンZ入りの構築記事になります. 最終レートは2005でTN.ぼんこふとReona♡westで潜っていました. 自身初の瞬間1位を取得した構築でありもう少し高いレートにいけるポテンシャルを感じましたが諸事情により終盤潜れないので残念です. -追...

アイアンヘッド+くさむすびで共有カバの落ちるせっかち個体。考案者ご本人からの借り物。なぜSが最速ガブリアス抜き止まりなのかは知らない。カミツルギを考えると最速のほうが良いのだろうか。

コンセプトとしてステルスロックとS操作技兼リザ対策のがんせきふうじは確定。今回はカバをかなり厚く見たため草結びを採用しているが、カミツルギやハッサムに刺さるめざ炎や、ガルド等への削りに使える地震でもよいとは思う。

ギャラドス

ギャラドス@半回復実
性格:意地っ張り
特性:いかく
実数値(努力値):176(44)-194(252)-99-x-120-128(212)

ワザ:たきのぼり/じしん/みがわり/りゅうのまい

参照元:

s9使用構築 ポリ2クチート ver.USM 最高2129 最終2031 - nine_poke’s diary
こんにちは。ナインです。S9お疲れさまでした。 前期は2100乗れなかったので1シーズンぶりの記事となります <構築経緯> 今期もポリ2クチートから構築を考えた。今の環境ではポリ2を突破してくるポケモン(意地グロス,DL調整コケコ眼鏡テテフetc)が多く、初手にポリ2を投げる動きが弱いと思ったため、ポリ2を後発に置き、...

シーズン終了3日前に入ってきたが、エース級の活躍を見せ続けたポケモン。襷ミミッキュの性質上相手のミミロップやテッカグヤをよく呼んだり、ゴーリがヒードランやガルドほいほいだったが、このポケモンの採用で立ち回りに幅ができた。飛行Zやメガも匂わせる等、相手への揺さぶり性能が高い。

ジャローダ

ジャローダ@半回復実
性格:臆病
特性:あまのじゃく
実数値(努力値):6世代産につき最速ではなかったため非公開
ワザ:リーフストーム/めざめるパワー炎/へびにらみ/ちょうはつ

ガッサ対策枠。一般的な半回復ジャローダの調整をそのまま引っ張ってくれば良いと思う。めざめるパワー炎は構築単位でハッサムが重すぎたため採用。カミツルギへのストッパーにもなる。

ゲッコウガ

ゲッコウガ@水Z
性格:臆病
特性:げきりゅう
実数値(努力値):147-x-88(4)-155(252)-91-191(252)
ワザ:ねっとう/ハイドロカノン/みずしゅりけん/みがわり

最終日シーズン終了2時間前の助っ人。対応の極めて難しいゲコミミの並びを作れ、水技の一貫で押し切れる想像の数千倍強いポケモンだった。ねっとうの火傷が活きるパターンはほぼないため波乗りでもよさげ。ギャラドス共々見た目の割にボーマンダに薄すぎるため、冷凍ビーム採用の余地もあり。

ポリゴンZ

ゲッコウガ@ノーマルZ
性格:控え目
特性:てきおうりょく
実数値(努力値):165(36)-x-110(156)-188(124)-96(4)-134(188)
ワザ:10まんボルト/れいとうビーム/テクスチャー/じこさいせい

参照元:

【S8瞬間1位&第三回突発rebo杯優勝】ローキックメガミミロップ+ポリゴンZ【2ROM2005】 - みがわりすこすこ倶楽部
初めましてぼんこふと申します. USMシーズン2(シーズン8)で使用したポリゴンZ入りの構築記事になります. 最終レートは2005でTN.ぼんこふとReona♡westで潜っていました. 自身初の瞬間1位を取得した構築でありもう少し高いレートにいけるポテンシャルを感じましたが諸事情により終盤潜れないので残念です. -追...

借り物その2。本構築のエース……かと思いきや実は最大の戦犯だった。一時期グロスミミポリZのポリ乙は「騒ぐ/シャドーボール/悪だくみ/身代わり」型が多かったため、一周回って電気ポリ乙が通ると踏んでいたのだがそんなことはなく、全人類電気を読んできた。その中途半端なS故にスカーフ持ちに壊滅的に弱いという欠点を抱えており、またノーマルZの性質上一度しか積めないワンウェイさが足を引っ張ってしまった。それでも2rom2050を到達できていたのは、それを上回るパワーをこのポケモンが擁していた証拠でもある。

選出パターン

殆どのケースでメガメタグロス初手。ゲンガーだろうとリザードンだろうとゲッコウガだろうとメタグロスだろうとコケコだろうと突っ張り、まずは岩石封じから入り、隙があればステロをばら撒く。

残りに関してはどのエースを通せそうかで決める。概ねミミッキュを3番手に置き、残党狩りを担ってもらった。ギャラドスはテッカグヤやヒードラン、ランドロス等ミミッキュを見て出てくる相手に合わせて突破or起点にする。

対受け構築に関してはグロスから入り、安全に出せそうなタイミングでオニゴーリを出してパターンに入る。

対カバマンダは、カバにうまくゴーリを合わせられると勝率がグーンと上がる。

苦手なポケモンと構築

  • 鋼枠

主にギルガルド、ナットレイ、ヒードラン。ギルガルドは聖剣持ちか否かの判別が選出画面で分かりにくく、ポリ乙に対するストッパーとして毒残飯ガルドも平気な顔して出てくるのでとにかくやりづらかった。ナットドランに関してはどちらかがゴーリの起点になるものの、こちらも選出画面で判別できない。構築に多く採用されている鋼枠に対する処理があやふやだったことが、一番の難点だった。

  • スカーフ枠

主にポリ乙採用時のことだが、ランドロスのスカーフ判別がとにかく難しかった。カプ・テテフも同様で、+1したところで尋常じゃないダメージがポリ乙に入ってしまうためHP管理が極めてシビア。そういう意味でもゲッコウガのエスパー耐性は極めて優秀なのだと、最終日2時間の間に痛感した。

最後に

前述の通り、もう某シングル厨優勝者のぼんこふさんにおんぶにだっこのシーズンでした。一応弁明しておくと、私自身もジャラカグヤの改善案として対テテフ枠に「チョッキ再生力ランクルス」とかいうおもちゃを考案したりして努力はしていたのですが、ドヒドサイクルの逆風に限界を感じ始めていた時にもらったのがこの挑発ゴーリ案でした。

実は昔から私は挑発ゴーリを所有していましたが、ずっとオクタンとテッカグヤに残飯を取られていたためオニゴーリ構築をレート最終日に持ち込むことがありませんでした。受け崩しを受け崩し枠以外に担わせるという発想は兼ねてから私自身も重要視していた概念だったため、戦闘屋としてレートやオフに持ち込んで使用感をフィードバックしていた経緯があります。

もはや構築コロコロが通用する時代でないのは重々承知の上。もともと所謂固定パを持たない自分としては、攻め気味な構築でそこそこの結果を出せたのは及第点の成果だったように思っています。インフレシーズンの波に乗り切れなかったことが悔やまれますが、来期こそは3度目の21、流れが来れば30位以内を狙いたいと考えています。

ぼんちゃん、本当にありがとう!

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